文字の内容によって、背景の色を変える【Adobe Max 2020解説①】

2020年10月22日木曜日

Adobe Max 2020 InDesign 下線 効率化 正規表現スタイル

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文字の内容によって、背景の色を変える方法の紹介です。

例では、営業部はピンク、編集部はグリーン、総務部はブルーになる設定になっています。

InDesignで文字の背景に色を付ける機能として、真っ先に思いつくのが段落背景色や段落境界線ですが、これらは段落自体の設定となるため、文字の内容でコントロールすることはできません。

そこで、文字の内容に合わせてスタイルを変更させることができる、正規表現スタイルの出番となりますが、正規表現スタイルでコントロールできるのは、文字スタイルの内容だけです。


では文字スタイルの中で文字の背面にどう色を付けるか。。。

ここでは下線を使用しました。

下線を太くし、オフセットで位置を調整することで、背景色の代わりにします。


この下線を文字スタイルに登録し、複製してピンク、グリーン、ブルーの下線を用意します。


次に考えなければならないのは、下線は適用した文字ピッタリの引かれるため、それだけでは、左右の余白ができません。

そこで前後にタブを入れて、このタブにも下線を引くことで、左右の余白を作ります。


あとは正規表現スタイルに次のように設定してあげれば、文字列が「営業部」ならピンク、「編集部」ならグリーン、「総務部」はブルーの下線が設定された文字スタイルが適用され、背景の色が自動で変わるようになります。


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自己紹介

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組版歴20年以上のベテランオペレーターです。 InDesignをどう設定すれば効率と品質を向上できるか日々研究していますが、その成果として2016年に「第2回ジャグラコンテストInDesign」において、一次選考:1位、二次選考:1位という成績で総合優勝し、『InDesignマイスター』に輝きました。 翌年より同コンテストの専門委員を務めるほか、講演や記事執筆、Creative Cloud道場に出演するなどの活動しています。

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