表の二重罫について

2020年5月4日月曜日

InDesign 罫線 二重罫

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簿記関係の書籍を作成していると、貸借対照表等で、二重罫が出て来ます。


InDesignの表で二重罫を作成する場合、セルを分けて作成できるなら、それが一番簡単ですが、セルの高さは1.058mm(3pt)以下にはできません。(※Scriptを使用すると可能になります)
そこで、私は次のようにしています。

表の罫線が0.1mmの場合

0.5mmの『二重罫』を使用するといい感じになります。


表の罫線が0.1mmでない場合


  1. 線種をカスタムして、罫線の太さにあった二重罫を作成します。
  2. 線パネルのオプションから『線種』を開く
  3. 新規から新規線種を『ストライプ』で作成する
  4. ストライプの割合は、罫線の太さから計算して決める


二重罫の前面・背面を変更する

表の二重罫は、間隔のカラーを「なし」にしても、背面の罫線が表示されません
そこで、罫線の前面・背面の関係を変更します。
表の罫線の前面・背面の関係は、後から変更した方が前面になります

  1. 二重罫の上にしたい罫を選択
  2. 一旦別の線種に変更
  3. 元に戻す
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罫線の前面・背面を変更する詳しい方法について解説しています

これで、二重罫の上に罫線が表示されるようになります。

これを踏まえた上で、どの順番で罫線を変更していくか、手順を考えて作表できるといいですね。

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自己紹介

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組版歴20年以上のベテランオペレーターです。 InDesignをどう設定すれば効率と品質を向上できるか日々研究していますが、その成果として2016年に「第2回ジャグラコンテストInDesign」において、一次選考:1位、二次選考:1位という成績で総合優勝し、『InDesignマイスター』に輝きました。 翌年より同コンテストの専門委員を務めるほか、講演や記事執筆、Creative Cloud道場に出演するなどの活動しています。

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